真空注型のご紹介

試作において複雑な工程など長い時間を費やして作られる製品があります、 そのような物を同じ工程でいくつも作るのはとても効率的とは言えません。

真空注型工法とはひとつのマスターモデルを元にシリコンゴムで型取りし、 複製品を作るという技術で、例えばツメやボスなどの強度が必要な部品や 組込み確認をしたい部品、樹脂で作った部品をゴムに変更して複製したい部品など、 用途は色々あるかと思いますが、本番に似たタイプの樹脂を使用しテストできる、 しかも製作時間が短いのがこの工法の特徴です。

試作品が複数必要な場合にもご利用いただけるのがこの工法です。

工程1.シリコンゴムで型取する為の外枠を作ります。
工程2.シリコンゴム主剤に硬化剤を投入し真空中で脱泡撹拌します。
工程3.静かに型枠に流し込みます。
工程4.型に流したものを真空中で脱泡します。
工程5.乾燥炉で硬化させた後、型を分割しマスターモデルを取り出します。
工程6.出来たシリコン型に樹脂を充填し、乾燥炉で硬化させます。
工程7.型を割り複製品を取り出します。
工程8.ゲート、バリなどを除去し完成です、ご要望により塗装なども行います。